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執筆者の写真yf acalulia

本土から来た人に地元反感も 沖縄・名護市長選(中日新聞 8/30)


上から目線は、絶対にダメと思います。

桑江淳 8月30日 21:41 https://www.facebook.com/profile.php?id=100011459825763

【お願いします】 沖縄県知事選挙が迫ってます。今度の選挙は私たちにとって負けることの許されない選挙です。  全国から沢山の方が応援に駆けつけて下さるであろうこと、ただただ感謝しかありません。  しかし、本当に心苦しいのですが、その応援の方法についてお願いがあります。本土からの応援の皆さんは選対事務所の指揮のもと、裏方の仕事に徹していただけないでしょうか。

 沖縄で辺野古新基地反対の世論が多数だと言っても、多くの浮動票を勝ち取ってこそ意味があります。この地で生まれ育った私の感じるところですが、明らかに本土からの応援とわかる方々のマイクアピールや、奇抜なパフォーマンスはそんな方々に敬遠されてしまうと思います。新基地反対の市民に対するネトウヨ等の攻撃の材料にもされそうですし、何よりもこれまで何度も新基地反対の意思を示してきたにも関わらず、日本本土の世論が沖縄に追いついていないことをみんなが知っています。

 そんな中で応援のアピールが説教に聞こえてしまえば、その方々は離れていってしまいます。私の周りだけ見ても、基地で働く友人や会社からの圧力を感じていたり、親類との関係上、明確に意思表示ができない人が少なくありません。私たちの闘いはそんな微妙でデリケートな環境の中で粘り強く進んでいかなければなりません。是非、そこをご理解いただいた上での応援をよろしくお願いします。

 先述しましたが、この選挙は是非とも勝たなければなりません。生意気な意見ととられるかも知れないことを自覚しつつ敢えて投稿させてもらいました。  皆さん、この選挙そして、辺野古及び、先島の基地建設断念を一緒に勝ち取っていきましょう❗

※ 追伸、辺野古のゲート前や海上、更には先島の闘いには多くの人の結集が大きな力になることを付け加えておきます。  長文、失礼しました。

にしの みねこ 2018.9.2 https://www.facebook.com/profile.php?id=100004131904383

すごく・すごくわかります。先日、中日新聞に名護市長選挙になぜ敗れたのかという記事が載っていて、県外支援者の行動と県民感情との温度差などが書かれていました。応援部隊は現地の指示や環境、たたかい方に従うのは原則だと思う。ましてや、上から目線・説教調はとんでもないと思っています。

私も、前回の知事選挙、今年の名護市長選挙に行きましたが少なくとも地元の人に反感を食らうような行動はしなかったと自信を持っています。宣伝カー、ビラ配布、電話かけ、訪問・・要請に応じていろいろな行動をしましたが、主役は県民です。絶対に独りよがりになってはいけないと思っています。みなさん、「沖縄方式」で力を合わせて勝利をつかみましょうね!

本土から来た人に地元反感も 沖縄・名護市長選(中日新聞 8/30)

http://chuplus.jp/paper/news/index.php?category_id=114&from=news

 2月の沖縄県名護市長選で、辺野古の新基地建設反対を掲げて敗れた稲嶺進氏(73)の陣営が、本土や市外から応援に来た人たちをまとめられなかったと感じている。住宅地でマイクを使うような一部の言動が、有権者の反感を買ったというのだ。地元以外から入る選挙応援の難しさは各地で指摘されている。「何とかしたい」と駆け付ける人たちが、気を配らなくてはならないことは何なのか。 

 「『稲嶺氏を応援するハンドマイクの音がうるさくて、生徒が受験勉強をできない。もう稲嶺氏には投票しない』と中学校長から電話を受けた」

 名護市長選で稲嶺氏の選挙事務所にいた元後援会事務局長、島袋正敏さん(74)が選挙戦を振り返る。保育所からは「子どもたちがお昼寝できない」とのクレームも来た。告別式が行われていた家の近くで演説した人もいて、「無神経だ」と苦情が入った。

 これらは稲嶺氏の選挙対策本部が仕切った運動ではない。本土やよそから来た人が勝手にあちこちでつじ演説をしていたのだ。「名護市で負けてはいけない」と多くの有志が応援に駆け付けた。選対は延べ2000人以上だったとみる。

 「ビラ配りなど話さなくてすむ手伝いをした」と気を使った人もいたが、そうでない人もいた。リュックに団体名を書いたのぼりを掲げて立ったり、三線やギターを弾いたり、市長選と関係なく「安保反対」といった主張を繰り返したり…。市内の女性(73)は「外の人に投票を説得されてもね。反論すれば終わらないから、ハイハイって聞いてました」とあきれる。

 島袋さんは「応援に来た人や苦情の対応で人手が足りなくなり、力をそがれた。災害ボランティアと同じで、地元のニーズに応じてもらわなければ」と複雑な表情だ。稲嶺氏の選対の一人、社会保険労務士の吉田務さん(71)が気になったのは、市民に「名護はそれでいいんですか」と訴える「上から目線」だ。「手弁当で駆け付けてくれるのはうれしいが、ここに住んでいる側は責められているようで、いい気分はしない」

 米軍キャンプ・シュワブゲート前では27日も汗ばむ日差しの中で、数十人が座り込んでいた。市長選で稲嶺氏の応援をした本部町の高校教員原田みき子さん(69)は「市外の人たちのトラブルは聞いているが、応援者の数は力になる。本土に見捨てられていない、と勇気をもらえる」と話す。「ただ、沖縄には米軍基地に勤める人もいる。私は反対するにしても『子どもを守ろう』などと誰もがうなずけるメッセージにしている」

 これに対し、政権与党が推して当選した渡具知武豊(とぐちたけとよ)氏(57)の陣営が徹底したのが自公の連携、官邸主導、争点隠し、期日前投票の「勝利の方程式」だ。応援組も知人の紹介を基に有権者宅の状況を把握。電話でアポを取った上で訪問し、一緒に期日前投票に向かうなどマメさが際立った。

 渡具知氏が発表した政策に「辺野古」の文言はなかった。新基地建設の是非については「司法の判断を注視する」と繰り返し、「辺野古の『へ』の字も言わない」と争点化を避けた。それを支えるように「対立は嫌だよね」とソフトなイメージのメッセージが、高校生の間に会員制交流サイト(SNS)などで広まった。

 渡具知氏を応援した名護市議は「基地反対の理想を掲げるだけの稲嶺市政の8年間で、市民は疲弊した。保育料や給食費無料化など、目に見えて子育て世帯を支える公約が効いた」と語る。ごみの複雑な分別法への批判も共感を呼んだ。市内の無職女性(63)は、自民の小泉進次郎衆院議員が市役所近くで渡具知氏の応援演説をして数百人を集めた後、聴衆が期日前投票所に入っていく様子を見た。「上手なやり方と思う。でも、進次郎さんやごみの出し方で市長が決まるなんてね」と疑問も感じる。

 吉田さんは政権与党の「勝利の方程式」が2017年の浦添、うるまの市長選でも繰り広げられ、自公が推す候補が勝ってきたとみる。「その究極が名護市長選だった。きっと来月の県知事選でも同じことが繰り返されるだろう」

 一連の選挙の応援で求められたのは、地域の事情に配慮した繊細さだ。沖縄に集中する米軍基地の本土引き取りを提唱する東京大の高橋哲哉教授(哲学)は「琉球処分や沖縄戦、戦後の占領。基地負担の問題はそうした植民地主義の現在的な表れ」と考える。

 8日に亡くなった翁長雄志知事が15年の国連人権理事会で「自己決定権がないがしろにされている」と述べた沖縄。選挙という地方自治の場で、県外の人が自分の考えを声高に主張することは、「沖縄の人々は自分たちのことを自分たちで決められないから怒っているのに、その自己決定権を取り戻す場にまで介入することになりかねない」。

 「本土の見方に立ち、相手を思い通りにしようとする態度に、沖縄の人はずっとさらされてきた。善意や正義感から発する主張でも、そうした論理の押しつけとなりうる。応援する人はサポートに徹するべきだ」

 沖縄に限らず、中央の政治の論理を選挙に持ち込むあまり、地方自治の争点がないがしろにされる弊害は指摘されている。

 6月の新潟県知事選。自公が支持した元副知事に、野党六党派が推薦した元県議の候補が3万7千票差で敗れた。政党色を薄め、事業誘致による地方の経済活性化を訴えた元副知事に対し、元県議側は応援に駆け付けた野党幹部が前面に出て、安倍政権批判を展開することに力を割いた。

 野党側の選対幹部を務めた新潟国際情報大の佐々木寛教授(政治学)は「有権者に『新潟で闘われても困ります』と受け取られた」と振り返る。

 新潟県知事選は森友学園を巡る財務省の文書改ざん問題が発覚して以降、与野党の事実上の一騎打ちの構図となった初の大型地方選だった。与党が支持する候補の当落は「政権の信任か不信任か」という意味も帯びていたが、そうした選挙の意義が県民に浸透しなかったと佐々木教授はみる。

 市民も政治家も選挙応援で、違和感や反発を招く事態に直面している。

 山梨学院大の江藤俊昭教授(地域政治論)は「沖縄も新潟も、国政と地方政治の争点が重なる面があるのは確かだが、地方自治は地方の領分だという原則に照らした節度が必要だ」と指摘する。

 来月の沖縄県知事選など今後も重要な選挙がめじろ押し。「野党幹部の応援が必要な局面もあるだろう。野党同士で何の訴えに力を入れるかといった議論は活発にしたらよい。ただ、有権者に対しては地方の争点がまずあって、国政がどのようにその争点に影響を与えているかという順序で考えを伝えてほしい」

 (安藤恭子、皆川剛)



全国商工新聞8月20号

https://www.facebook.com/photo.php?fbid=314984105957127&set=a.131475710974635&type=3&theater

https://blogs.yahoo.co.jp/akaruria/35896297.html

https://www.facebook.com/rinko.okno/posts/1090964211085395

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