
岐阜県の妙泉寺の住職の竹中彰元師は、日中戦争がはじまり、多くの若者が兵士にとられる頃、「戦争は罪悪・人類に対する敵」と広言した。それで、70歳の時、本山の東本願寺からは処分され、陸軍刑法違反で投獄され、反戦的言動をやめる様に弾圧されたが、屈しなかった。結果は、多くの若者が死に、村々には、多くの涙が流れたのだ。
竹中彰元の曾孫の現住職は、私の昔の友人だった。先日(2015/6/12)、訪問し、数十年ぶりに、昔話・今の政治の事・お寺の事など話した。
一部を除き、多くの宗教者は、戦争に全面的に協力し、結果的に、家族や財産を失くした人に多くの涙を流させたのだ。教師、官吏、記者、医者・・・・・・、多くの命を大事にすべき人々が、殺し殺される国に日本をかえていったのだ。今、この国で、過去の反省など忘れ、私欲で、国民に大きな災いをもたらそうとする人々が跋扈し、我が物顔に振る舞っている。
指導者たちが、歴史をきちんと学ばない国は滅ぶ。
今こそ、もう二度と、「国破れて山河あり」とならない様に、しっかりと生きるべきと、強く思う。がんこなお坊さんは、そう語っていると思う。
【参考】↓ビデオもあります。
反戦住職・竹中彰元の生き方 (憲法とたたかいのブログ)
http://blog.livedoor.jp/kouichi31717/archives/3040877.html