昔、ベトナムに行ったことがある。
藤本文朗さんの主催する【ベトちゃんドクちゃんに会うツアー】に参加したから。
二人の住む【TUZU病院】では、ビデオカメラは、1台だけ許可するとの事で、100人近い参加者のうち、唯一、障がい児教育関係でない私に、カメラの大役がきた。
ベトちゃんは、亡くなる数年前で、寝たきりで動けなかった。
ドクちゃんは、動きまくっていたけど~。
ダイオキシンの障害は重くないのだが、若い女性達の部屋では、あまりに気の毒で撮影を中止した。標本室(ベトナムの表現による)には、ホルマリンずけの生まれてこれなかった赤子が、たくさんいた。
http://cheers.com.au/entertainment/dancingman/892/
話かわって、その旅行後、早稲田大学で、日本と近隣諸国との、歴史教科書をドイツと他の諸国がそうしているように、侵略の歴史を国で異ならない様にしようという国際会議があり、参加した。
中国、フィリピン、インドネシア等、参加していない国が多かったが、第一回目という事で、未来のアジアの平和のための、遠大な企画であった。
韓国代表は、従軍慰安婦の会の事務局長をしている女性教授が、多く発言された。
私は、発言を許され、前述のベトナムの旅と自分の活動と主張を述べた。
ベトナムの旅に参加する事になったのは、僕が勤務していた高校で、もう自殺者が出ないように「命を大事にしよう」と訴える文化祭の劇中、ベトちゃんドクちゃんらの映像を使わしてもらったからなのだが。
第二次大戦だけでなく、ベトナム戦争の事も考えるべきで、韓国は、ベトナム戦争で、住民虐殺を行った歴史をどう教科書に載せているのか問うた。同様の発言は、続いた。
従軍慰安婦の会の教授は、問いには答えず、ヒステリックに、日本の罪を告発した。
そして、韓国の教職組合員運動で、投獄、弾圧された、若い男性リーダーが、発言した。韓国は、ベトナムでの罪を、総括すべきで、アジアの協調のためにと発言した。
そして、原爆投下についても、植民地支配から韓国を救った正義の行いではないと。
アジア・太平洋諸国は、連帯のため交流と討論の重要性を訴えた。
タイのNPO活動家は、日本と韓国のビジネスマンによるタイの少女の買春ツアーを、告発した。
会のエンディングで、前述の韓国の若い組合活動家が、弾圧に負けず闘う歌を披露した。とても感動した。
現代日本の、多くの人々の闘いも、感動を覚える。
今、自由な報道への圧力、加害の歴史の否定、沖縄への無理やりな基地建設、汚染地区の放置と原発再稼働、どうなる日本???
またぞろ、多くの国に迷惑をかけ、日本国民を苦しめるエゴイスト日本になるのか??? その道の未来は、歴史は、もう、答えをだしている。(2015/3/31の記事を転載)